はねけんリフォーム

木の家リフォーム

木の家リフォームとは?

古民家再生

木の家リフォーム

時間(とき)を経た美しさに共感する、日本人の繊細な感性と響き合う

私たちは「木の家」にこだわり、「木の家」をつくっています。その「木の家」とは、日本の木材の特徴を活かしながら、木の良さを存分に感じて暮らすことができる家のことです。私たちはそうした住まいが大好きだし、そうした住まいに暮らしてほしいと思っているので、リフォームでも「木の家」をつくることを目指します。そういう意味で、私たちの家づくりにおいて、新築もリフォームも同じスタンスで臨むということです。

スギやヒノキなどの日本の木は本当に美しく、しかも、そうした日本の木と漆喰などの自然素材は、年月を重ねるほどに独特の落ち着いた空間をつくってくれます。古民家を美しいと感じる日本人の繊細な感性に響くのです。
そうした「木の家」をリフォームで実現させたいと思われる方は、ぜひ私たちのところに相談にきてください。

リフォームとリノベーション

最近になって、「リフォーム」とよく似た言葉として「リノベーション」という言葉をよく目にするようになっています。
リフォームというのは、小さな工事から建物全体にわたる大きな工事までを含んだ言葉として使われています。
一方リノベーションというのは、「RE(再)」と「INNOVATION(刷新)」をつなげた造語で、建物を刷新させるようなリフォームを指す言葉として使われているようです。小さなリフォームと区別できるという意味でよい言葉だと思います。 
ただ気になるのは、雰囲気やデザインだけを変える大規模リフォームをリノベーションと呼ぶことが多いという風潮です。
私たちは構造性能や暖涼性能といった本質を改善するリフォームを提案しているので、いまのところ誤解を招くリノベーションという言葉は使わず、リフォームという表現をしています。

大工技術とリフォーム

リフォームに不可欠な、知識と技術に裏打ちされた大工の応用力

新築よりもリフォームのほうが多くの意味で難しく、高い建築技術が必要です。なぜなら、すでに建っている家の特性は本当に様々であり、その状況に応じてもっとも適切な選択を取る必要があるからです。知識と技術に裏打ちされた応用力が求められるわけです。 

とくに大工は「アイデア」と「技術」の引き出しをたくさん持っておかないと、リフォームには対応できません。いまの新築は工場でプレカットされた木材を組み立てるようなつくり方が主流になっていますが、そうした経験しかしていないような大工は単純なリフォームには対応できても、とくに構造補強において応用力が求められるようなリフォームには対応できないのです。

私たちは専任の大工を抱え、木構造の理解を深めながら、実践的に伝統的な木組みを行うための墨つけ・手刻みの技術を継承する取り組みを続けています。リフォームではとくに重要になる、木組みにおける接合部(仕口や継手)を現場の状況に応じて最適なものにするとき、まさしくその技術が活かされます。

  • 木組み・台持ち継ぎ
  • 木組み・台持ち継ぎ
  • 木組み・台持ち継ぎ

大黒柱につながる、構造的に重要な梁のシロアリ被害部分を交換し、「台持ち継ぎ」と呼ばれる方法で元の梁につなげた工事。状況によって最適な構造材の接合方法を判断し、それを的確に加工する大工技術なしでは実現できない。

建物の本質を改善しよう

構造性能、暖涼環境、劣化対策を向上させて、より長持ちする家にするには?

建物においてもっとも本質的で重要なのは構造です。構造上の不具合は地震による被害など大きな問題を引き起こします。しかし構造の不具合は日常生活ではほとんど感じることができず、また専門的な知識が必要なことから、いま住んでいる家にどの程度の問題があり、またどのような改善をすればよいかはよくわからないはずです。

次に重要なのが暖涼環境(冬や夏の温度環境)と劣化対策です。暖涼環境は日常的に感じられるものなので「不満」の項目によく挙がってきますが、やはり内容は専門的なのでどの程度お金をかけて改善すべきかに迷うところでしょう。雨漏りによる問題やシロアリ被害を改善・予防する劣化対策についてもプロの判断に任せるしかない内容です。

こうした専門的な事柄こそ、プロの知識・経験・姿勢によって、その仕事のレベルが大きく変わってくるものです。私たちはもちろん、家づくりのプロとしての責任を持って、現状の建物の状況を把握し、適切と判断する建物の本質改善工事をご提案します。

シロアリ被害となった柱雨漏りによって大きなシロアリ被害となった柱。適切なシロアリ対策を行い、 構造補強を行うことで、安心して 暮らせる住まいになる。

京町屋屋根断熱工事 無断熱だった古い京都の町家の屋根への断熱工事。
屋根や天井への断熱は、冬にも夏にも有効。

柱から抜けかけている鴨居鴨居が柱から抜けかけている、構造的に重大な問題。
阪神淡路大震災のときに生じた不具合と予測される。

羽根建の本質改善目標

総合的にレベルの高い住まいに改善したい。だからその目標をつくります。 

一定規模以上のリフォームを行うとき、羽根建では建物の本質を改善するご提案を行うことを大前提にします。建築のプロとして、それが責任ある姿勢だと思うからです。
ご予算などによっては実現できない場合もありますが、以下に挙げる“本質改善目標”の意味をお伝えし、そこから私たちと一緒に「この内容はもう少しレベルを下げる」「これは実行しない」「これはもっとレベルを上げる」というような判断を行う流れになります。

  • 構造性能
    耐力壁の壁量:建築基準法で定められた方法で基準レベル(1.0)以上
    耐力壁のバランス:建築基準法で定められた4分割法による基準に合致
  • 温熱性能(暖涼環境)
    冬の居室の最低温度(朝)が12℃以上を目指す
    夏対策として日射遮蔽性能や通風性能が向上する提案を行う
    1年を通じて室温を安定させる働きをする「羽根建壁」を提案する
  • 劣化対策
    シロアリや木材の腐朽に対して適切な調査を行う
    問題があればその原因を排除し(シロアリ駆除や雨漏りの改善など)、さらに今後の予防策を講じる

飾り棚&金属ブレース暗くて閉鎖的な場所をつくらず、
耐力を向上させるために設けた
「飾り棚&金属ブレース」。

羽根建壁蓄熱性が高く、室温を安定させる「羽根建壁」。
もちろん高い調湿性も発揮する。

南面に軒を伸ばす工事南面に軒を伸ばした工事。
夏の日差し対策として
とても有効。

耐震性向上のための筋かい工事耐震性を向上させるために筋かいを新設。

本質改善に不可欠な建物調査

建物の状況は本当に様々。だから調査なしでは適切な工事も予算も決まりません。

既存住宅の本質を改善しようとするとき、当然ながら、現在の状況がどうなっているかを把握することが不可欠です。新築であれば、たとえば「暖涼環境はこうしよう」という目標に向かって、一から工事を進めていけばよいわけですが、既存住宅は状況が様々なので、その状況に合わせて合理的かつ確実に工事を進めていく必要があるわけです。私たちのリフォーム工事では、以下に述べるような建物調査を実施し、的確なリフォームのためのしっかりした準備を行います。

羽根建の建物調査ルール
<構造性能>
基礎:クラックのあり/なし、鉄筋のあり/なし、床下空間の高さの測定
土台:土台のあり/なし、アンカーのあり/なし
柱:柱の位置、サイズ、傾きのあり/なし、樹種
柱頭・柱脚の接合方法、筋かいの位置と接合方法
床や梁の傾き
小屋組みの状況
<暖涼性能>
外皮(外壁、床、屋根)の断面構成
窓の位置と仕様
結露の状況
<劣化対策>
シロアリ:蟻道あり/なし、現在の活動あり/なし、被害の把握
腐朽:腐朽部分のあり/なし、被害の把握、原因の予測
<ヒアリング>
築年数、過去のリフォームの経緯、シロアリ被害や予防措置の経緯、雨漏りの経験など

床下の調査床下は建物の本質を左右する場所であり、床下の調査は不可欠。

築年数が記載されている棟札小屋裏に入って調査すると、築年数が
記載されている棟札が見つかることも
ある。この情報も重要。

屋根の調査写真屋根の調査写真。
谷になっている部分は雨漏りの危険性が高くなるので、
とくにしっかり調査する。

不満を解消しよう

日常の不満を解消し、快適な木の家に

言うまでもなく、リフォームしようとするもっとも大きな動機は「いま住んでいる家の不満を解消したい」というところでしょう。キッチンや浴室が汚いし使いにくい、洗濯機や物干しの場所が悪い、ダイニングやリビングが暗くて狭い、収納が少ない、壁や床の素材がイヤ、風通しが悪い、冬寒く・夏暑い…。こんな不満を抱えて、私たちのところにやってくるお客さんがたくさんいます。

先ほども述べたように、私たちは木の家リフォームを行っていますが、もちろんこうした不満を解消することにもしっかり対応します。実際的なご要望に応じながら、木の家にリフォームしていくというのが私たちのスタンスです。

    • 廊下リフォーム前
    • 廊下リフォーム後
    およそ築75年の建物の廊下。 暗い場所だったところを、屋根に強化ガラスの天窓を設けることで明るく気持ちのいい空間にした。
    • ダイニングフォーム前
    • ダイニングリフォーム後
    意味不明な間仕切り壁を撤去し、作り付けの食器棚に替えたリフォーム。 広く感じられ、便利になった。

建て替えかリフォームかの判断

6割で考える?!

いまの家を新たに建て替えるか、リフォームするかに悩んでおられる方によく出会います。建て替える場合の予算と完成後の建物はある程度イメージできるでしょうが、リフォームとなると、どれくらいお金をかければどの程度の満足度が得られるかがよくわからないからでしょう。

あくまでひとつの考え方ですが、私たちは「建て替える場合の予算の60%くらいをリフォ ームする場合の費用の上限と考えてみては?」と言ったりします。
たとえば、自分たちが望む建て替え工事で2500万円 かかるとすれば、1500万円がその金額になります。そしてこの1500万円でどれくらいのことができるかを相談するのです。
建て替えの60%程度のお金をかければ、先ほど述べた本質改善工事まで実行しながら、希望する内容が一定以上に実現できる可能性が高くなります。
もちろん建て替えに比べると実現させたい内容は限定されてきますが、もしそれが「建て替える場合の60%以上の満足度が得られそうだな」と思えるなら、リフォームという選択もアリだと思います。

リフォームと建て替えの満足度グラフ

古民家再生

古民家を継ぎ、そこに暮らしたい思いを、技術力で実現する

私たちが伝統的な日本の家づくりが好きで、木の家を建てていることをホームページなどで表現しているからか、しばしば古民家再生のご相談に来られる方がいます。
もちろん喜んでそのご相談に応じますが、ここでは古民家に関わるリフォームについて簡単に説明しておきますので、参考にしてください。

まず古民家のリフォームには大きく「古民家の移築」「古民家の全面リフォーム(古民家再生)」「古民家の部分リフォーム」があります。この中では古民家の移築がもっとも大掛かりで、解体→運搬→建築という流れになり、相当な費用がかかります。全面リフォームも一般的な住宅のリフォームより費用がかさむのですが、その最大の理由は構造補強に大きな手間がかかる場合が多いことであり、また木組みの材料を原則手刻みで行うこともその理由のひとつになります。言うまでもなくその費用の大小を決めるのは、リフォームしたい古民家の建物としての状況です。そういう意味で、まずはその調査が非常に重要になります。

古民家再生

古民家再生

古民家再生

古民家再生という仕事

古民家はまさしく「木の家」です。だから私たちは美しく、 価値のある古民家が大好きだし、それをいまの暮らしにうまく合わせながら再生するという仕事はとてもやりがいがあります。
古民家再生にも様々な方法があり、ここでは簡単にその方法についてご紹介します。

石場建てのまま内部改修する

長屋のように隣とつながっていたり、既存の基礎がある場合など、家を持ち上げるのが困難なときには、建ったまま床を落とし、既存の基礎に新しい基礎を沿わせるようにして基礎を補強をする方法もあります。

建ったままの状態で、基礎の耐震補強する

建物の基礎耐震補強

根継ぎ等で柱の部材を交換

石の上に柱が乗っている形状の家をそのまま再生する場合は、床の水平を確認し、下がっている部分はジャッキアップするなどして束石を上げその下を補強します。

柱の足元など腐ったりシロアリに喰われたりしているところがあれば、根継ぎ等の方法で新しい部材に交換します。

解体して再構築する古民家再生

古民家再生は建て替えではありません。その家が建てられた工程を逆戻しで、屋根を降ろし、壁を落とし、床をめくって骨組みだけにして、一本一本の構造材をレッカーで吊ながら外していきます。悪くなったところや間取りの変更に応じて一つ一つの部材を点検、再加工してまた順番に組んでいきます。

  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
  • 解体して再構築する古民家再生
家を引っ張って移築する古民家再生

家を引っ張ってそのままの形で引越し

家の形そのままで引越しをします。
屋根や壁はそのままの場合もありますし、落として軽くする場合もありますが、足元周りをしっかり固めて持ち上げます。
建物の下にコロをかませて、チェーンブロック等で ゆっくりゆっくりと引っ張って移動します。

家を持ち上げて基礎をつくって降ろすという方法

家を持ち上げて基礎をつくり土台を回して家を降ろす

古民家は「石場立て」と呼ばれる、基礎が無く地面と固定されていない形状の建物が多くあります。
こうした民家に基礎をつくって定着させるために、家を持ち上げて基礎をつくり、土台をまわして家を降ろすという方法があります。

古民家再生の様子